ねこ

国境は燃えているのねこのレビュー・感想・評価

国境は燃えている(1965年製作の映画)
3.6
まずこの12人の女性たちからは、日本人が慰安婦という言葉から連想する雰囲気がまるで感じられないことに面食らった

ささやかな愛情や生きようとする勇気も戦争の前ではなす術もなく、憎悪と復讐に囚われて消耗していく

爆撃ではなく、まさに今、人が住む家を焼き払って歩くという行為の残酷さに唖然
人間として当たり前の感情を戦争はことごとく奪い去るのだ


とにかく女性たちがとても美しい
特に笑わないマリー・ラフォレが纏う独特な空気が印象に残る
それ以上に、髭なしの若きトーマス・ミリアンがイケメンで驚いた
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