イロカワ

リバース・エッジのイロカワのレビュー・感想・評価

リバース・エッジ(1986年製作の映画)
5.0
出会ってしまった。これは俺の映画だ。

 何とか父親のような存在になろうともがき苦しむ、何者でもないキアヌ・リーブスの姿に泣く。そして、最も窮地に陥ったとき自分が何者なのかをやっと打ち明けられる。等身大の自分をさらけ出す事で、人と和解しこの映画は深刻を回避する。
 人と人の違いを肯定し、それをお互いに共有することで絆が生まれていく。そんな哲学を信じている監督の作品だと思った。
 
イロカワ

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