主演は『天国の階段』『痛み』のクォン・サンウです。
この人の作品は『悲しき恋歌』でもそうですが、ドラマは結構面白いのが多く、感涙作品ばかりなんですけど、映画はというとこれといって面白いのがなく、いつも前評判の割にはつまらないものばかりだったんです
ただ、今回の映画は大分、心に突き刺さりましたね
正直、物語は賛否両論になる作品ですが、構成や演出の上手さ、それからサンウやヒロイン役のイ・ボヨンの演技が素晴らしく、登場人物に感情移入すると、涙がボロボロ出るような作りになっています
『ラブストーリー』や『私の頭の中の消しゴム』なんかよりは全然良かったです
子供の頃、父親がガンで他界し、母親に捨てられたケイ(クォン・サンウ)。
同じく、中学3年の時に交通事故により、妹と両親を亡くしたクリーム(イ・ボヨン)。
ケイとクリームという名前は、二人がつけたあだ名。
学生の時から、同棲生活をしていた彼らだが、ケイはクリームに好きだという気持ちを告げる事ができなかった。
ケイには末期ガンがあり、余命があと僅かであるから。
ケイの夢は、クリームがいい男を見つけ、結婚して幸せになる事。
その為にケイはある行動に出るようになる。
といった流れなんだけどね
誰の目線に立つかによって意見も分かれるだろうし、気持ちを伝えない事はいけないことだよって反面教師的な映画でもありましたね
切ないけど、もっとなにか方法があったんじゃないか?って考えると、まさしく『悲しみよりもっと悲しい物語』という題名は合っていたと思います。
イ・ボヨンは確かに坂井真紀に似てる(笑)
切ない気持ちに浸りたい人はどうぞ