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アメリカ、家族のいる風景のaruka0263のレビュー・感想・評価

アメリカ、家族のいる風景(2005年製作の映画)
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『アメリカ、家族のいる風景』最も過小評価されているヴェンダース作品であり、とても内省的な映画。ヴェンダースが60歳の時の作品。監督が自身の人生とい映画を振り返るかのような、彼にとっての一つの区切り。総決算。少し才能が枯れつつあるようにも見える。その焦りのようなものも映画から感じる。映画スターが失われた自らの人生を取り戻すべく、母の元を30年ぶりに訪ね、知らぬ間に生まれていた自分の子に出会い気づきを得ていく。世代交代ってやつか。何とも不思議なロードムービーだ。嫌いじゃない。哀愁と温かみのある情感に溢れてる。これはなんて言うか飛行機の中で観たいな。より映画と親密になれる気がする、多分。説明できないけれど。
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