とても興味深い作品だった。
ジャケではなんとなく感動作っぽいが感動作では、ない。
『パリ、テキサス』で共同脚本を手がけたサム・シェパードが書き下ろしたシナリオを自ら主演、監督はヴィム・ヴェンダースと期待感を煽る。
人生に嫌気をさした酒と女にだらしなく生きてきた初老の西部劇俳優が撮影現場から逃亡し何を思ったか30年ぶりに疎遠になっていた母親のもとへ。(母親役のエヴァ・マリーセイントの気品と優しさを兼ね備えた存在感が光る!)
その母親から、娘がいることを初めて知らされて主人公は娘と、かつて関係をもった女性ドリーンに会うためにモンタナへ向かうのだが‥
さきにあげたエヴァ・マリーセイント、ジェシカ・ラングやティム・ロス、サラ・ポーリーなど新旧役者陣の好演も見どころのひとつ。