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アメリカ、家族のいる風景のkickstandのレビュー・感想・評価

アメリカ、家族のいる風景(2005年製作の映画)
3.8
出会いって大切

縁ってあるんだな〜

久しぶりに行ったバーで
映画が好きなマスターと
初めて会った映画好きな方が
勧めてくれた映画。

たぶんそこで知らなければ出会う事の無い
映画だと思う。

ストーリーは…
まぁ…ね笑
アメリカで良くありそうな話だよね笑

日本で女と酒とドラッグに明け暮れた男が
昔とある街に行った時に知り合った女に
子が出来た事を何十年後かに発覚

日本でこのシチュエーションだと
ヤクザ系と勝手に思ってしまう。
アメリカだとなんとなく哀愁漂わせがち

そんなこんな映画に引き込まれていく…

映像と音楽が良いなぁ。
古臭い感じというか。
ウィスキー片手にまったりと観ていたい

カジノのネオン
広がる景色と空と雲
バーでの音楽とツインピークスの様な
赤い舞台

アメリカに帰りたくなる…

スカイが骨壷を持って母親の思い出の生まれ故郷へ旅立ちそこで新たな生活を始めようとする

アメリカ人ってしがらみ関係なく別地へ行こうとするんだよね。

あんな広い場所で州ごとに法律も変わり、移動は飛行機で…なんて海外に行くようなもんでしょ。でも行っちゃうんだよね〜

見習いたい…そんな勇気と無謀を…
一度きりの人生だよね…

って観ながら勝手に浸らせてくれる映画

すごく気になって調べてみようと思い(珍しく)気付いたことが。アメリカードイツ??監督ドイツ人?!

聞けばアメリカに憧れるドイツ人との事。

わかるわ〜アメリカ人にとったら当たり前の景色が、外から見たら憧れる風景。

移動のバスの中で必要以上にキスをし続ける男女

心踊るクラシックカー

ネオン輝くカジノ

広い荒野と青い空

酒と女とドラッグ

アールが投げたソファーの柄

ドリーンにやり直そうと言った街角の風景

エンディングの空、雲、山、道

アメリカだわ〜笑
アメリカ人より作られたアメリカだからアメリカ好きにはたまらんのだわ。
ゲルマン魂と大和魂のうちらには刺激的すぎるよね笑

アクションの良さとも違う
ミステリーの頭を働かせドキドキしたいとも違う

悪い癖で色々と考えながら観てしまう

バスの移動中ゴルフバックを持った男がなぜこんな荒野で1人で歩いてるの?!
とか

嘘をついた母親が探偵に殺されるのでは?
とか

ダイナーとカジノに同じ男が監視をして居て問い詰めると同級生だと言うが本当は?!
とか

ポテトの作り方3種の違いを尋ねる探偵には意図があるのでは?
とか

50ドルをせがむ男に殺されてしまうのでは…とか

本当はアールは実の子ではなく、ドリーンがどうしようもない本当の親父のことを言えずはアールに俳優が親父と嘘をついていてスカイが本当の実の子だった
とか

ネタバレかもしれないけど…


そんな事一切無いのよ笑
そんな難しい事とか考えずただ観れば良いのよ笑

まじで


人と観るより1人ゆっくり休みの日の前の夜に何も考えずにまったりと映画を観たい人には心よりお勧めをする。

いい??何も難しい事考えないでよ、
ミステリー好きのそこの貴方

どうしようもなくアメリカに帰りたくなった時にまた観よう。忘れかけた頃に

あ、一つだけ。
なんで邦題ってあるんだろ。
あと日本用のポスターとか。
逆にわかりづらくなるというか、違う方向に持ってかれるというか、別にそんな感動させるもんじゃ無いじゃんって思う。
余計な先入観持たせるよね~

パリ、テキサス観よっと
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