ヴィムヴェンダース作品。
映画なんだけど、主人公のダメっぷりが少し苦手だった。
最初の30分位は退屈で、観るのやめようかと。
しかし、物語の後半の展開や、ヴィムヴェンダースらしい情景は素晴らしかっ…
このレビューはネタバレを含みます
とっても素敵な映画だった。 監督が言うには、この映画のテーマは「乖離」ということらしい。
アラカン世代の映画スターが自分の自堕落な生活にうんざりし、撮影現場から逃亡して自分探しの旅を始めるという物…
「パリ、テキサス」に似た素材、テーマで描かれるロード・ムービー。旅をすることでホームあるいは家族の有難みを知るというのはよくある話だが、この作品は最後にある種の「諦め」を付加させている。サラ・ポーリ…
>>続きを読む大好きな「パリ、テキサス」に似たような感覚ですごく良かった。サムシェパードとのタッグにはやはり相性の良さを感じる。
ヴィムヴェンダース作品ならではの美しい情景と登場する人々が織り成す様々な感情が観て…
ヴィムとサム。
「パリ、テキサス」のコンビ再び。今回は主演も。
想像してたのとは違う幕開けで。
もろ西部劇。
それもそのはず。
映画俳優西部劇撮影中突然逃げ出す、しかも馬に乗り、からの始まり。
…
このレビューはネタバレを含みます
これまで何も顧みず、気ままに生きてきた男。
突然の、出奔。
それは、何かに呼ばれたものだったのか?
必然? 偶然?
重い出会いと、軋轢と。
30年の隔たりは、そんな簡単に融解することはなく。
だけど…
don't be a stranger…
三文芝居はもう十分だ。
何も産み出さない怠惰な、窮屈な暮らし。
気付かず抱え込んだ荷物を全て清算して、
新しいブーツを履こう。
生まれた時、何も持って…