やっぱり女優って学生時代から格が違うわぁと感じさせれられた宮崎あおいと蒼井優の圧倒的可愛さ。
監督曰く、この少女はいつも風に吹かれている(そこにいるだけで世間と摩擦を起こしてしまう。 終始嫌な風に吹かれて不快に感じているだろう)と思い、宮崎あおいにだけ常に風を送っていたとの事。
その風によって彼女の目が険しくなった、という思いがけない効果もあったらしいです。
(確かに!)
彼女がお金を作るために奔走している時に突風が吹いたシーンは印象的でした。
世界が突然牙をむきはじめた様な。
『害虫』ってタイトルなかなかだなって思うけど、誰が害虫かを考え始めると、その考え自体が1番怖いなって思った。
監督も仰っていたが、視点によって害虫か益虫かが簡単に変わるように、人の世界でそれが起こっていることの恐ろしさ、「害虫」とは何なのかをこの作品は考えさせるのかもしれません。