昼寝

殺し屋ネルソンの昼寝のレビュー・感想・評価

殺し屋ネルソン(1957年製作の映画)
4.4
銃口を向けながらも子供だけはどう考えても「殺せなかった」ベイビー・フェイス・ネルソンが、愛した人間の手によって殺されることを懇願するときの、過剰なまでの嗚咽と静かな墓場の風景に気持ちが高まると同時になんだか泣けてくる。凶暴なミッキー・ルーニーがキャロリン・ジョーンズだけには唯一心を許している、その理由が全く見えてこないのが良い。会った途端に彼女の尻を触るスケベ医者のあの嫌な感じも本当に最悪で良い。冒頭と最後が特別素晴らしくてその間は速度と暴力で強引に誤魔化されたような気がしないでもないが…(正直に言うと中盤で少し寝てしまった、ごめんなさい)。
昼寝

昼寝