key

戦火の馬のkeyのレビュー・感想・評価

戦火の馬(2011年製作の映画)
4.0
トムヒ目当てで鑑賞
ジョーイという名の馬が中心で、戦時中のため周りを取り巻く環境がコロコロ変わるので出てくる人物も変わり様々だがみんな良い人たち。
戦争映画だが馬の話なのであまり重くない。
さくっと死ぬところや心情はリアリティがあるように感じたが、農耕用でないのに無理やり畑を耕させるとかあの時代に使いこなせない馬を大金はたいてまで買おうとか貧乏なおじいさんにタダで譲ってもらうとかは微妙だった。でも映画でドキュメンタリーでもノンフィクションでもないし全然許容範囲内ではある。

トムヒが演じるニコルズ大尉が良い人すぎて、最期の顔が可哀想で仕方なくなってしまう。
大尉の最期を直接映さず、ジョーイに乗り自分に向いた銃口を捉え切ない表情をした次のカットで大尉がいなくなってジョーイのみが一生懸命走っている、というのが洒落てるなと思った。
たしかに短かったが想像していたよりは登場時間が長く、印象に残るオイシイ役だった。
key

key