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戦火の馬のまるのレビュー・感想・評価

戦火の馬(2011年製作の映画)
3.9
戦争映画なので辛い描写はもちろんある。
人も馬も、死ぬ。

貧乏な農家が意地を張って買った美しい馬。
大事に育てた馬は人間の愚行で戦争に連れて行かれた。
大切にしてくれた将校も戦死し、敵の手に渡り、次々と戦争に巻き込まれ戦況に応じて扱いが変わる。
時にモノとして扱われ、時に敵同士の人間を繋ぐ。

馬は間近ではないので表情が読めず、何を考えているのかわからない。ゆえに想像が膨らむ。しんどい描写もあるが、美しい映像と細やかな人間の感情表現が光る、辛いだけではない戦争映画。
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