精神病院で起きた殺人事件の犯人を突き止めるため、記者ジョニーは恋人キャシーに妹と偽らせ、自身も狂人を演じ病院内に潜入。ときおり正気にもどる患者たちから少しずつ情報を得て真実に近づくも、しだいにジョニー自身の精神が崩れて声を失い恋人のことも…
冒頭ジョニーに指南する人物が東洋系だったり、人種差別問題なども盛り込まれて話の内容も興味深いし、患者の記憶の断片?として鎌倉の大仏や富士山が出てきたり、ジョニーが目を閉じているときに現れる妖精のようなキャシーの姿など、映像もまた興味深くて引き込まれました。
人は自分を演じている、何かを守るために演じている、触れなくても良かったものに到達したときには正気を失っている、なかなか怖い作品です。
(メモ)
東京暗黒街の映像?
本作1963、カッコーの巣1975