ちどりん

敦煌のちどりんのレビュー・感想・評価

敦煌(1988年製作の映画)
3.2
敦煌で見つかった経典の話をシルクロードを舞台とした壮大なスケールで描く。
人馬の数が凄く莫大なお金もかかってそうで、撮影もかなり長期に渡って過酷だったんだろうなと思わせる。

いつも韓国の歴史大河ドラマを見ているせいか戦いのシーンにあまり迫力が感じられなかった。
生き死にがかかっている戦いだから本物はあのようなこ付き合いではなかっただろう。
数を使っているだけにもったいない。

黒澤映画を目指しているかのように思えたが、1988年の映画にしてはセリフの間の取り方や音楽に5〜60年代の古臭さがした。
ストーリーは淡々と話が進むのでもう少し一人一人の感情表現が見られる内容にして欲しかった。
哀しい王女のクダリももっとなんとかできたのでは⁉︎
映像もヒキが多くて客観的にしか見ることができず物語に入り込めなかった。
ちどりん

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