KO

007/ゴールドフィンガーのKOのネタバレレビュー・内容・結末

007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

 1960年代の映画なので、現代人なら顔を顰めるようなところもあるし、合成もちょっとチープだったりカーチェイスのシーンでは当てる気があるのかと疑いたくなるような銃の撃ち方をしたりしている。会話をしない敵の重要人物には少し困惑してしまった。
 とは言ってもやっぱりスパイ映画のツボを押さえていて、たくさんの要素が場を盛り上げてくれる。旅行をしているように色々な場所の景色を楽しめるし、マスタングとDB5のカーチェイスのシーンはクラシックスポーツカー好きなら楽しめるはずだし(しかも撮影当時はクラシックではない)、何故か説得力のあるスパイ道具も場を盛り上げてくれる。格闘シーンの進歩も嬉しい。敵の計画も妙にリアルだ。
 悪いところが全くないわけではないし、最近の映画に比べるとアクションシーンも少し地味であることが歪めない。でもこの映画を観ると、最近会っていない友達と合うような楽しい時間を過ごせる。楽しみながら「そう!これだ!」と思えるような時間だ。
KO

KO