Morohashi

007/ゴールドフィンガーのMorohashiのレビュー・感想・評価

007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)
3.5
久しぶりに見たけれど、記憶が改ざんされていたのか…
同じ007でも、随分ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドとは印象が違う。
っていうか、このジェームズ・ボンドはまともに仕事をする気があるんだろうか。笑
職務を忘れ、女に溺れる。しかも本部もある程度それを想定している節さえある。
本部はこのボンドの何に対して賃金を払うのだろうか。。。

結局、スパイ映画のはずなのにこういうおふざけを繰り返していれば、そりゃ007の人気も低迷するよな…と思う。
だから現在のシリアス路線はわりと好み。
ただショーン・コネリーがもしシリアス路線のスパイ映画をやったら、もはや誰も敵わないと思う。


さて、真面目なツッコミはこれくらいにしておいて、結局もっとも感動したのは現代の映画の臨場感の技術。
この時代に比べて、カメラがずっと小型になったので、もっと臨場感がある映像が撮れるようになった、このテクノロジーの凄さを実感。
というのも、本来緊迫感のあるはずのシーンも引きのショットが多くて、どうにも緊張感に欠ける。
Morohashi

Morohashi