★初鑑賞は98年の東京国際ファンタスティック映画祭。前年の同映画祭では諸事情で上映できなかった本作が満を持して登場。ゲストとして本作の主演女優カジョールが登壇。日本人からしたら「誰？」な状況だったが、会場にはどこからか情報を聞きつけたインド人が大勢詰めかけ、カジョール登場とともに群衆がステージめがけ押し寄せ、ちょっとしたパニックになった。インドでの人気っぷりを窺わせるエピソード。
★ストーリーは、ロンドン在住の主人公が学校の卒業旅行で欧州一周に出かける。道中に出会ったインド人女性と最初はケンカしながら、旅を続けるうちに相思相愛に。しかし、彼女には父親に決められた許嫁がいたのであった。さぁ、どうする主人公？そして。
休憩。後半に続く。後半は舞台をインドに移してハラハラドキドキ、そしてホロッとさせる。
★前半は美しいヨーロッパの風景をバックに主人公とヒロインが歌い踊りながら恋に落ちていき、後半は厳しいインドの封建的な家族のしきたりと自由に生きようとする若者たちの様子を面白く描く。
★主演のシャー・ルク・カーンはインドの大スター。日本公開作も多い。
★ちなみに映画祭で上映された際のサブタイトルは「花嫁は僕の胸に」だった。劇場公開タイトルよりはこちらの方が良かったと思う。
