アダモ

異人たちとの夏のアダモのネタバレレビュー・内容・結末

異人たちとの夏(1988年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

墓参り。
ついつい忙しさにかまけて見過ごしがちではなかろーか?
ご先祖さまあってのワタシたち。

仕事と恋愛に忙しい売れっ子脚本家がでくわす彼岸の淵。
ぼんやりと思い出す幼き日に死別した両親の優しい笑顔。

墓参りもせずセックスセックス!
そんなことは許さーん(笑)。
とばかりにあの世からご両親緊急訪問。

バブルの香りプンプンなメガシティトーキョーに息づく浅草の人情劇場。

ふと立ち寄った浅草。
漂うあの世からの暖かい誘い!

お笑い劇場前にてなにやらみたことある男。
むむ…?ビールを勧められ。
もしや、お父さん…?
まっさかぁ!
むむ…、あのスキの多そうな女性…。
まさか…、母さん…?
俺は疲れすぎてどうかしちまったか?
なーんてお約束な大林ワールドに突入!
いや、なにが凄いって
片岡鶴太郎、迫真の昭和寿司職人演技なんですよ。
ハマり役といえばコレって自信をもってオススメ(笑)

魅力的でイナセで映画的な江戸っ子お父さん!

こんな寿司職人いね〜よ。

いや…、まてよ、いるかも?
って思わされるテクニシャンぶり(笑)

いてほしーな!

つかいるって!

はい!大林ワールドにあなたも取り込まれました(笑)

温もりに飢えた主人公に訪れた生(性)と死のダブルお化け接待。

恋人名取裕子の最終形態があまりにも怖すぎてガチでトラウマ警報発令してます!
怖すぎて軽く泣きます(笑)。

鶴太郎と秋吉久美子のあったか人情劇場から一転、笑えない

「地獄のゴーストバスターズ」

なラストはマジでいらんと思う(汗)。

名取裕子以外は満点っす!
本作にホラー要素は必要ないとおもう。
アダモ

アダモ