ちぬちぃぬ

異人たちとの夏のちぬちぃぬのレビュー・感想・評価

異人たちとの夏(1988年製作の映画)
3.5
大林宣彦監督作品。。。私、もしや【尾道3部作】しか観てなかったりして。。。
いや確信ないわ もしかしたら他にも観てるかもだけど
でも、そんな私でも大林監督っぽさは感じました✨

"異人"は外国の方ということじゃなく
この作品の場合は、既にお亡くなりになった人のことなんやね

そんで主人公が徐々に精気を吸われたみたいになって…例えるなら【雪女】の物語みたいに
会うほどに弱っていく感じ
(どちらの霊が吸っているかは途中までは解らないように描いている気がする)

そんなわけで、都会暮らしで現代社会に生きてる男が
まるで昔話しの怪談の世界に迷い込んだような不思議体験ですね

まぁ作品の肝は主人公が12歳の頃に亡くなった両親との再会を通して
大人になった自分を見つめ直すみたいなんだと思います

母親(秋吉久美子)ちょっと息子にベタベタし過ぎてキモかったな
なんぼ12歳で離れ離れになったからって実年齢40歳の息子の服をすぐ脱がせるし、甲斐甲斐しくいちいち汗拭き拭きして身体にやたら触ってヤバい
息子の方も嬉しそうだし(そりゃ寂しかったんだろうけど)マザコンぽさがかなり強かったかも
世の中そんなもんなの?私だけが嫌悪してるのかな…

それ以外にも少しエロスを感じるシーンはあるけど、それは〜近親者じゃないから特に嫌な感じはしなかったですよただのエロスとして観てましたから

なんか…不思議な映画でした

ps.
ぁゎゎ
大事なこと書き忘れました
高橋幸宏さんがめっちゃちょい役で出ておられました✨可愛かったですーヽ('ω')ノ