猫目

異人たちとの夏の猫目のレビュー・感想・評価

異人たちとの夏(1988年製作の映画)
3.5
フォロイー様の投稿からYouTubeで期間限定見放題と知り、終了間際に鑑賞🎬
浜一さん、ありがとうございます。

孤児だったシナリオライターが、ふと立ち寄った浅草でのとある出会いによって不思議な世界に迷い込むファンタジー&ホラー。とても深い愛情を描いたファンタジーでした。それまでの孤独が癒されると同時に何かに取り憑かれる主人公の風間杜夫さんのスカした業界人の顔と昭和の子供の時の差が絶妙。
時代はバブルが始まったばかりの東京らしく、イケイケなファッションも面白い。台詞回しが何かに似てると思ったら「ふぞろいの林檎たち🍎」。で「ねぇ、〇〇なの?〈〜間が空いて〜〉そうでしょ?」っていうようなポンポンと言葉が飛び出すやり取りは山田太一先生の作風だな思いました。

来月公開のアンドリュー・ヘイ監督によるイギリスリメイク版は現代にブラッシュアップされているようで、こちらも楽しみ。
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