ShinMakita

異人たちとの夏のShinMakitaのレビュー・感想・評価

異人たちとの夏(1988年製作の映画)
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☆俺基準スコア:2.1
☆Filmarks基準スコア:3.3




8月…
40過ぎて妻子と別れ、都内のマンションで一人暮らしの脚本家・原田。シナリオハンティングで地下鉄の幽霊駅を見学した帰り、ふと浅草に立ち寄ってみた。12歳の頃、両親を事故で亡くすまでずっと浅草で暮らしていたため、ちょっと懐かしくなったのだ。鰻を食べ街をぶらつき寄席に入った原田は、べらんめえで野次を飛ばす客に目が止まる。それがなんと死んだ父・英吉にそっくりなのである。寄席を出ると、いきなり英吉似の男に「うちに来い」と誘われた原田だったが…



「異人たちとの夏」


数年前に両親が引っ越して、そこが俺の職場の徒歩圏内だから昼休みに顔出したりします。もちろん両親は鶴太郎や秋吉さんみたいに若くはないしアイスも食わないけど、三人で食卓囲むと、なんかこの映画を思い出します。

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30数年ぶりに再会した元気な両親。そして同じマンションで知り合った妖艶な女…彼らとの交流にハマった脚本家が徐々に身体の異変を感じていく…という、ジャンルで言えば怪談。世にも奇妙な物語系のハナシです。
とはいえ、やっぱり今半のシーンは泣けちゃうんだよなぁ。

クライマックスのホラー演出はともかく、ノスタルジーを喚起させる良作なのは確か。
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