このレビューはネタバレを含みます
原作は遥か昔に読んだきり。先日リメイク版『異人たち』を見たところ。
あくまで、異人たちとの「夏」なんだよねぇ。お盆であり、少しホラーであり、なんだよね。そうお盆なんだよ。だから会いに来るんだよ。なんで、正直リメイク版の「喪失が〜」とか「LGBTが〜」とかと一緒に「泣けました!」って流れてきて、ぽか〜んとしてたんだよね。え?泣く要素あった?って。そう、山田太一の原作は、あくまで「日本の夏の(お盆)のSF(少し不思議の方)」なんだよ。
そう思うと、やっぱりリメイク版の方は若干のプロットを借りただけの別物だし、イギリス人にはお盆と怪談話は理解できなんだか、と再認識。(あれはあれで、ひとつの作品としてはありとは思うけれど、リメイクとして考えると「う〜ん」よね)
原作のケイの件も、あそこだけ理不尽かつ唐突で笑えたけど、実写にするとなかなかね。原田別人過ぎるでしょ。