異人たちとの夏のlvsのネタバレレビュー・内容・結末

最近上映された『異人たち』のリメイク元という事で興味を持った作品。

想像していた以上に面白い映画で、両親が主人公をあの世へ引っ張っていこうとしているのかと思いきや、1ヶ月前に憔悴した様子で部屋に尋ねてきた女性が、誘いを断り追い返したその日のうちに自殺してしまっており、実はその女性が主人公をあの世に引っ張っていたというストーリーも面白い。
ストーリーはもちろんだが、マンションやアパートの内装、街並み、小物等、昭和の風景を存分に味わうことができるというのも魅力の一つだと思う。こういったノスタルジーな雰囲気のある映画は大好物。

リメイク版はまだ観ていないのだが、正直これ以上あるか？とは思ってしまう。
昭和の夏、お盆だからこそ成立するような映画で、ロンドンを舞台にこれをリメイクされても、とてもじゃないがこの作品を越えてくる気がしない。
興味を持ったのはリメイク版の『異人たち』からだったが、リメイク元が面白かったのにリメイク版に興味を失ってしまうという不思議な体験をした。