『新幹線大爆破』などの佐藤監督による70年代東映ヤクザ映画
大暴力ドラマと言われるだけあり、銃撃戦はあるしドスは出てくるし、リンチされてボコボコになった挙げ句には石まで投げる!!
まあ誰もリロードしないし、マズルフラッシュは何故かピンク色してましたけどねw
ハニートラップに引っ掛かる若山の兄貴が、いつものてやんでぇキャラで面白かった♪
茨城県東島。
これから発展していく港町だ。
ヤクザの菊名会は幹部の若竹(鶴田浩二)を向かわせ、地元ヤクザ津金組を壊滅させる。
港を仕切るようになった若竹は、アンコ(日雇労働者)たちを上手く使って利益を上げようと奮闘。
しかしそれにより上納金が減り、兄貴分の神崎(丹波哲郎)にシマを横取りされてしまった。
さらに神崎は、自分に従わないアンコの石堂(若山富三郎)らを潰していき……
菊名会の親分に近衛十四郎。
何故かだんだんウルトラマン80の長谷川初範に見えてくるw
鶴田浩二は相変わらずイケボ&哀愁漂う佇まいが素敵☆
丹波哲郎はほんと嫌味なおっさん(笑)
そして何より強烈キャラな若山の兄貴、頼りになるし優しいけど不器用でムチムチw
あぁ~こんな兄貴が欲しかった(*´艸`)
その他、渡瀬恒彦やチラリと小林稔侍も♪
アンコと知り合い上手くやっていこうとした若竹は、身内であるヤクザからは馬鹿にされる。
そして抗争が起き、所詮ヤクザはやっぱりヤクザだと言われ、せっかく勝ち得た信用も地に堕ちてしまった。
ここのアンコには上手くやっても、他では神崎と同じことやってるんだもんね。
ヤクザはヤクザ、なのだ。
切ないような自業自得のような、なんとも言えないラストを迎える良作です☆