猫追いかけて、猫追いかける。実は私、猫ストーカーなんです…
家から一歩出れば、まず猫を探す。見つけたら追う。猫の尻穴を見つめる。触って写真を撮れば、とりあえず満足だ。よそ様の敷地内でも容赦しない。不法侵入で訴えますわよっ、バッキャニャオーッ!
猫を見かけると後を追わずにはいられない猫ストーカー女子と周囲の人々の日常を描く。何となくドキュメンタリータッチ風だ。
谷中・根津・千駄木に住む20匹以上の現地猫を手持ちカメラで猫目線で追う。これは猫好きにはたまらにゃい。逆に猫嫌いには苦痛な作品だ。
星野真里が猫ストーカーを演じる。地面を這う。猫と同化する。猫には相当迷惑だっただろう。
特に大きな出来事は起きない。猫を探してるだけの作品でホンワカ感を狙う。エンドロールの「猫ストーカーの歌」が問題だ。一度聴くと、もう一度聴きたくなる魔力を持っている。何というゲスい歌だっ、バッキャ…じゃなく、ありがとよっ!