仲谷昇も稲野和子も素晴らしいいやらしさ。吉行淳之介に自分を重ね合わせたような中平と、加藤彰の脚本でもうみているこちらははやくも勝手にロマンポルノ気分。姉妹の重ね合わせや緊縛などは藤井克彦も想像させた…
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たとえば痴漢のシーンだけど、男の欲望を正当化してさらに文学的に昇華させるような表現は少々不快だった。それはただ単に昨今の規範に照らし合わせて言ってるわけではなくて、基本的にそういう表現がそもそも…
飽食の中年男が、戯れに自己問答するうちスリリングな謎掛けにはまっていくという物語で、作中には観念的なイメージが氾濫している。
中平康の静謐な感覚は、終始心地よい。
また「単なる挿入」とは異なるセック…
仲谷さんは耳の形がエロい。
でもパウルクレーさんの絵に赤を上塗りしつつそれと処女喪失の血跡と重ね合わせるの結構ヒドくない?と思ったし小池さんの痴漢も普通に受け入れてるのとか不快指数が高かったな…。
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色気がすごい仲谷昇の言葉責め。痴漢オヤジが文学的に言い訳するくだりはバカっぽくも、芸術にはゲスい欲望の正当化って面もあるよなーと思った。味気ない毎日から脱するための中年紳士の性の足掻き。キメ顔並ぶノ…
>>続きを読むクローズアップを巧みに機能させた前衛の性倒錯。しかしながらどこか健康的に見えてしまう側面もあるのは気のせいか。鼻横の黶は正義。
生誕135年 谷崎潤一郎/谷崎・三島・荷風――耽美と背徳の文芸映画@…
パウル・クレーの絵、砂の上の植物群に触発された吉行淳之介の小説の映画化。原作はむかし読んで、感銘を受け吉行文学にハマった時もあった。本作を観るのは初めて。自分の中にあるイメージを大事にしたいので、特…
>>続きを読む行きずりで性行為を果たした処女に頼まれ、その姉に手痛い思いをさせるよう誘惑するが、マゾヒズム趣味を持つ女性との性行為によって、異常な性癖に溺れる伊木(仲谷昇)の性生活を、白と赤を強調する間接的な色彩…
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