花とみつばち

砂の上の植物群の花とみつばちのレビュー・感想・評価

砂の上の植物群(1964年製作の映画)
3.0
ずっと観たかった作品がやっと発売された.楽しみだったけれど、かなり期待外れ!
タイトル、映画ポスターから感じとれる未知の人間のエロティシズムを描かれているかと思っていたが、ふざけた内容だった.

口紅が印象的な女子高校生が主人公(仲谷昇)男性に「姉を誘惑して酷い事をして」と頼みこむ.なんとぞくぞくする始まりだろうかと期待したが、近親相姦や諸々入れ込み、名画のカラーシーンでフランス映画を意識したヌーヴェルヴァーグに無理矢理仕上げた感じ.

「帝銀事件」繋がりの仲谷昇と信欽三のやり取りシーンは良かったが、出演している女優が好みではなく、求める哀愁やムードが足らない作品だった.

中平康らしい映画ではあった.
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