スギノイチ

砂の上の植物群のスギノイチのレビュー・感想・評価

砂の上の植物群(1964年製作の映画)
3.0
待望のDVD化だったので期待しすぎたかな。
『猟人日記』同様の仲谷昇ムッツリスケベ劇だが、観念的で退屈な場面が多い。
親父トリオがバイラス人間体みたいな目でじっと見つめてくる長回しはアホすぎて面白かったが。

1964年、爽やか青春路線時代の日活映画だが、小池朝雄による粘着質な痴漢描写にロマンポルノの萌芽を感じる。
エロシーンでクラシックをがならせるやり口もまさに。
セックスに制服コスプレを用いるエロ文化はこの年代の映画で初めて見るかもしれない。
スギノイチ

スギノイチ