ちいさな泥棒

砂の上の植物群のちいさな泥棒のレビュー・感想・評価

砂の上の植物群(1964年製作の映画)
2.9
ある場所で知り合った女子高生に「私の姉に酷いことをしてほしい」と頼まれた主人公。まず大人が女子高生に手を出す時点でも気持ち悪いのに「君も痴漢してみたらどうかね?」とか出てくるので終始会話や思考がキモい。

とうの姉に接触し酷いことをしてみたものの性癖があっちゃってお姉ちゃんには快楽にしかならず、男はのめり込んじゃってって後にも先にも引き返せず行き止まってしまった二人のお話でいいのかな。エレベーターの開閉で表すその演出が素敵だった。

「この女もいつか結婚したりするのだろうか。私は見ず知らずのその未来の男にすら嫉妬してしまうのであった」

ってどうしようもない嫉妬に駆られている男の感情、ジェラシーがなんか好き。


乳を強く握られて快感が高まりまくるとお乳が出るっていうのは本当かいな。知らない世界なだけでありそう。覗き部屋の男たちのあの絵面もいい(KISSのPVにもあった気がする)


痴漢を肯定する会話が出てくるので不快になる人がいるかもしれません。わたしがそうでした。一回中断して観るのやめて返そうかと思ったほど。でも中平康監督制覇したいしレンタル合戦して借りたしいー!と観たけど(そしたらアマプラにきててまた「キイィィイ!!!」となったんですが)

「身を委ねてくるということは痴漢をされた側も僕が真剣に撫でている事を手のひらから感じとって受け止めているんだね」

「電車から出た途端に夢が醒めてあの人強姦魔ですなんてそんな言い草あるかい。その女が悪い」

「いや、僕のほうが間違ってるんだよ。君、痴漢したことあるかね?僕は内気だったからね、学生の頃はいつも痴漢をしていたよ」

ってモダンな雰囲気で話してたけど時代ならではの会話とはいえ意味不明。

そんなわけないだろう、滅んでくれ。

旦那さんにも見せたら「何言ってんだこいつら」だったのでやっぱり男性から見てもアタオカな会話だよなと安心したのと、主人が正常な人でよかったです😌しかも痴漢が青春だったを力説する男がコントでキャラ入れてる時のシソンヌの長谷川さんに似ててなんかそれもヤダった😂(長谷川さんは大好き)旦那さんも「アイツ何やってんだよ!ww」って二人で爆笑してしまった(長谷川さんになんも罪はないのにww)