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砂の上の植物群のYAZのレビュー・感想・評価

砂の上の植物群(1964年製作の映画)
3.5
10代少女と関係持つ中年の観る
監督 中平康

10代で画家の父亡くしてる伊木
かつて少女時代に父の絵のモデル
だった妻と父の関係を疑う
父が死去した年齢に達し父の存在
が重しとなるが少女明子と出会い

原作面白そうですが物語薄めで
前衛的なのを狙ったように見えました。
仲谷昇演じるインテリ風が性に溺れると
いうので「砂の女」を思い出しますが
あの異様な世界に迷い込むという感じは
余りなく、伊木も病んでることもなく
変態感もなく性を楽しんでる風ようで

何よりも父の存在が最初と最後で出して
くる割には全体としてはどこかに行って
しまってるのが自分が観たかったのとは
少し違うような

とは言ってもエロス度高めで表現も巧み
なので観方を変えれば違った感想にも
なるように思います

中平康と仲谷昇では「猟人日記」の方が
物語に寄ってるので面白かったかも
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