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砂の上の植物群のすのレビュー・感想・評価

砂の上の植物群(1964年製作の映画)
3.3
中谷昇さんめっちゃ男前
津田寛治(の顔だいすきなのだが)にマイルドさを足したような…
(時代的には津田寛治が中谷昇をシャープにした、というほうが正しいと思うが)

オープニングからスタイリッシュで良いわね〜と思った

歪んだ姉妹と関係を持つ妻子アリの男の話…

まず白黒映画で"赤"をテーマにしてるところがセンス…となった

明子の口紅の色は観る人によって思い浮かべる色が違うのだろうし、もしかしたらカラーだとチープさが浮き上がったかもしれないし、白黒映画でよかったなあと

マゾヒズムを描いた作品、というのを見ると自然とM男のお話かと思ってしまうの谷崎ばっかり読みすぎだな

今作は女性がMなお話でした

稲野和子さん、初めて知ったのだがすんごいエロくて良い…
白い蛇を彷彿とさせるような、"淫靡"というかんじがよかった

「縛って…縛ってェエエン!」

と身をよがらせて眉間に皺を寄せるところずっと観ていたかったな〜

(うなぎのカット挟んでくるとこ最高だった)

後半、ええ…そんな急展開?というところの連続、からの落とし所が洒落てた

後半〜終盤のパイプオルガンがカッコイイ

終盤のレストランのシーン好き!

『月曜日のユカ』しか観たことなかったけど中平康監督好きかも。おしゃれだよなあ。
ほかも観てみよ〜
す