佐藤克巳

砂の上の植物群の佐藤克巳のレビュー・感想・評価

砂の上の植物群(1964年製作の映画)
3.5
「猟人日記」同様に仲谷昇が主人公の、吉行淳之介原作のエロチシズムを追求する中平康監督の佳作で、稲野和子が前面に出てその魅惑振りを存分に発揮し、新人西尾美枝子が新鮮だ。だが、日活がロマンポルノ路線に移った為、結果的に作品価値が下がった感。但しピンクの若松孝二クラスには全然見劣らず十分エロチックだった。
佐藤克巳

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