ゆみモン

砂の上の植物群のゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

砂の上の植物群(1964年製作の映画)
2.2

このレビューはネタバレを含みます

昔、原作の小説を読んだが、よくわからなかった。
その時は、自分が若いから(と言うより子どもだから)かと思ったが、映画化された物を観てもやっぱりよくわからない。
これが、吉行淳之介の文芸的エロティシズムの世界なのか…。

結局、妻子ある化粧品のセールスマンの中年男・仲谷昇が、バーのマダムと女子高生とそれぞれ関係を持ち、しかもその二人は姉妹だった…という話。
濡れ場が多く登場しても、ほとんど身体は映らない。女の表情や唇、腕、足先…などの部分でエロティシズムを表現しているのだろうが、かえって中途半端な気がした。