10代の頃、挿絵が幻想的で心惹かれ、図書館で借りて帰った本を見た母親に、あんた吉行淳之介なんて読むのと言われたことを思い出す。内容はほとんど覚えてないけど、実際読んでみたら本当に奇妙でえっちな本だっ…
>>続きを読む性欲過多のキモいおっさんが女に触れて哲学的なことをウダウダ述べる映画なので勿論面白くない。『秋日和』的な志向なのかもしれないが、意味ありげな記号をばらまくだけなのは浅薄に思う。
姉妹丼かます直前のす…
「猟人日記」に引き続き、仲谷昇の端正な横顔には似つかわしくない"変態"映画。小池朝雄痴漢談義や覗き穴三人組含めて、その後のロマンポルノの下地ってこんなところからなのかしらと納得するばかり。
中平康×…
難解な脚本は、つまりは「中年男のエロエロ夢物語」に過ぎない。物語を真面目に見る必要はないと思う。時系列の撹乱も途中途中の謎めいた挿話もあんまり意味ない。
それよりも、次から次へと繰り出されるオモシ…
ある場所で知り合った女子高生に「私の姉に酷いことをしてほしい」と頼まれた主人公。まず大人が女子高生に手を出す時点でも気持ち悪いのに「君も痴漢してみたらどうかね?」とか出てくるので終始会話や思考がキモ…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
92点
(カラー)
大小不揃いの四角形の絵画(パウル・クレー)。半透明の暖かい色彩と整然と並んだ四角形とが奇妙な調和を生み出し、空気の中にたたずんでいるかのような安定感に満ちている。
が、そこに強…