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バス174のTSのレビュー・感想・評価

バス174(2002年製作の映画)
3.0
短文感想 70点
2000年6月、ブラジルのリオで発生したバスジャック事件を捉えたドキュメンタリー映画。若者サンドロが強盗に失敗し、それからバスをジャックし人質を4時間も拘束するというもの。「これは映画じゃないんだぞ。本物だぞ。」という言葉が印象的でしたし、そもそも何故こんなバスジャックが起こっているのかということを考えなければなりません。ブラジルのスラム街をファベーラといいますが、そこで育つ子どもたちは極めて貧しい生活を強いられており、周りからの目も厳しいものがあります。人間とみなされていないような目で見られるため彼らも不満しかない。一定の緊迫感がありますし、やはりブラジルの社会事情も十分醸し出している作品であると思われます。
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