rage30

痛みのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

痛み(2011年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

無痛症の男と血友病の女の話。

韓国ノワールをやるのかと思いきや、途中でヒューマンドラマになって、最終的には純愛ドラマになる感じかな。

借金の取り立て人の男と取り立て対象の女が、ひょんな事から同居する事になり、お互いを理解していきます。
両者共に病気を抱えていたり、両親を亡くしたトラウマも背負っていたりと、実は似た者同士なんですよね。
だからこそ、お互いの気持ちが理解出来るし、お互いをケアする事が出来る。
この辺はコメディータッチの演出もあって、普通に楽しむ事が出来ました。(まさかの朝勃ちギャグには笑ったな~)

後半になると、2人の距離感が更に縮まり、恋仲になっていくわけですが、個人的にはこれが余計だったかな…。
恋愛規範の押し付けが古臭いし、主人公が姉の代わりとして女を助けていた事を考えると、若干の近親相姦も感じちゃって、モヤモヤさせられました。
最終的に、そこから悲劇のメロドラマに突入していくわけですが、もしも恋仲になっていなかったら、もっと別の方向に展開出来た気もするんですよね~。

まぁ、韓流ファンなら、むしろ「純愛ドラマを見たい!」もいると思うので、そういう人にはオススメの作品かな~とは思います。
あと、マブリー好きとしては、脇で渋い演技を見せるマ・ドンソクを見れたのは嬉しい部分でした。
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