スギノイチ

虹の中のレモンのスギノイチのレビュー・感想・評価

虹の中のレモン(1968年製作の映画)
2.6
竹脇無我という明確な主人公がいるぶん前作『思い出の指輪』よりはマシだが、相変わらずひどい。
ヴィレッジ・シンガーズの歌謡映画なのにヴィレッジ・シンガーズの存在こそが不自然という本末転倒ぶり。

後半は世代間闘争みたいな話になる。
竹脇無我は父親(加東大介)とは敵対しており、「お前は今の悪い奴らが持ってる面を全部持ってるような男だな」などと言われる。
その加東大介も尾崎奈々のお説教で改心する安っぽさ。

唯一、押し売りが放った「ゲイリー・クーパーが使った下痢薬」という台詞はくだらなすぎて面白かった。
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