カッチェ

コンスタンティンのカッチェのレビュー・感想・評価

コンスタンティン(2005年製作の映画)
3.9
感想①「中二病にはたまらない映画」
主人公は信仰心もなく神父でもないのにエクソシストで、煙草の吸い過ぎで肺がん(余命1年)と宣告されたにも関わらず煙草を吸うのを止めないアウトローっぷり。もうこの設定だけでワクワク。彼はハーフブリード(地上で肉体を持ち、人間に混じりながら生活している天使や悪魔)が悪事を働いた場合にそれを始末する仕事をしています。そうです、悪魔も天使もてんこもりの作品です。中二病歓喜。

感想②「映像美と世界観が素晴らしい」
エクソシストが主人公ですが、ホラーを期待しすぎると期待外れだと思います。ジャンル的にはダークファンタジー。天使と悪魔のデザインがとにかく格好良く、描かれる地獄は怖さよりも美しさを感じるほどの映像美。

感想③「キアヌ・リーブスがイケメンすぎる」
個人的には「スピード」「マトリックス」「コンスタンティン」の3本がイケメンキアヌを拝める作品だと思ってますが、「コンスタンティン」が一番役柄がぴったりハマってる気がします。最初から最後までずっとイケメン。

感想④「ガブリエル様」
コンスタンティンと天界の橋渡し役で登場するガブリエル(ハーフブリード)。演じているのは「ナルニア国物語」シリーズで白い魔女を演じていたティルダ・スウィントン。性別がない天使ですがどの作品でも大体ガブリエルを演じているのは、中世的な女優さんが多いですよね。スーツ姿で登場するティルダ・スウィントンの格好良さはしびれますよ。途中からガブリエル様呼びになってしまうくらい。

感想⑤「誰でも楽しめるエンターテインメント作品」
主人公の名前がJohn Constantineで、そのイニシャルJCがイエス・キリスト (Jesus Christ)を暗示していたり、天使と悪魔も多く登場するのでキリスト教についての知識はあった方が楽しめるかもしれませんが、そんなこと全く知らなくても誰でも楽しめるエンターテインメント作品だと思います。主人公がとにかくアウトローなので宗教絡みだけど説教臭い映画でもないし、エンドロールの後にも続きのシーンがあったりして最後まで楽しめる良作です。
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