キャンチョメ

MEMORIESのキャンチョメのネタバレレビュー・内容・結末

MEMORIES(1995年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

1.彼女の想いで
一言で言ったらSFホラーという感じのストーリー。エヴァが何とも理不尽。

2.最臭兵器
ギャグなんだろうけど、「流石にそうはならんだろ」と言いたくなるほどの、主人公のおとぼけっぷり。季節外れの花が咲き誇っていた理由がよく分からない。

3.大砲の街
これが一番面白かった。絵本のような絵柄の、寓話的な世界。それが逆に批評的な鋭さを持たせている感じがする。

ワンカットだったのかな?大砲の装填から発射までわざわざ丁寧に見せていて、一体何のために、誰とこんな大仰なことを毎日やっているのだろうと疑問が湧く。ニュースの音声を聞く限り、どこかの都市と戦争中らしいが、国民はあまり興味が無いらしい。戦争中という自覚がない、あるいは感覚が麻痺したまま兵器の生産から使用がルーティン化している。

馬鹿げたことを毎日繰り返し、誰もそれに疑問を持たない。少年は戦争が何かもおそらく分からず、ただ砲撃手に憧れる。

最後の音は警報かな。自分たちが攻撃されて初めて、一体何をしているか自覚するんだろう。


エンドロールの音楽がカッコいい。
キャンチョメ

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