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MEMORIESのぉゅのレビュー・感想・評価

MEMORIES(1995年製作の映画)
3.9
2005年 鑑賞
大友克洋さんの監修のアニメオムニバス作品。森本監督の「彼女の想いで」、岡村監督の「最臭兵器」、大友監督の「大砲の街」の3作。
個人的には大砲の街。ワンカットの連続も、違和感のないカットの切り替わり。テーマも戦時中の国で、子供も兵士として銃を手に最前線へ...を皮肉っているように、それをポップな感じに表現しているのかなと思う(個人的に)。
彼女の想いでの音楽、素敵だ。と思って、エンドロールで調べたら、菅野よう子さんで、嬉しくなった。

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’23.8.29 (火) 23-158-28
BS12 日曜アニメ劇場 にて

「AKIRA」「SHORT PEACE」等の大友克洋総監督・原作・製作総指揮による、森本晃司監督、岡村天斎監督、大友克洋監督の3話で構成されオムニバスアニメ作品。

・OPの映像ヤバい!タイトルのテロップシーン最高!

・ep.1 「彼女の想いで」森本晃司監督
あらすじ: 2092年の宇宙空間でスペースデブリと化した人工衛星などを処理する作業員4人を乗せた宇宙船「コロナ」は帰途に就く最中、救難信号を受信する。向かった先は「サルガッソー」と呼ばれる宇宙船の墓場であり、発生する磁場をすり抜けながら発信元であるバラのつぼみの形状をした遭難船にたどり着く。乗組員であるハインツとミゲルは救出に向かい遭難船に進入するが、そこで見たものは...

・宇宙空間と難破船の解体
・謎のSOS信号と宇宙の墓場
・女性の声と生存者?
・エレベーターの先は大豪邸...
・大きな肖像画と美しい女性
・「お食事の用意ができました」喋る石像はAI?
・長いテーブルと赤いバラとワインが...
・投影された歌う女性はオペラ歌手のエヴァ(声: 高島雅羅さん)
・「全て見かけだけ」と赤いバラ...
・幽霊?一世紀前の人間に会った?コールドスリープか?
・写真が...
・落ちる少女?と泣く石像
・階段を滑り落ちたミゲル(声: 山寺宏一さん)が壊れたピアノに触れると...
・豪華なバラ庭園と舞台上とハインツ(声: 磯部勉さん)の回想
・強い磁気と飲み込まれたミゲ「ミゲル 分からないのか? これは現実じゃない これは彼女の思い出だ」
・エヴァは自分の思い出の中で生き続けている「なぜ邪魔をする」
・あの人を殺したのは... と現実は...
・あのロケットと転がり落ちる... これはハインツの思い出?とあのオルゴール?
・「思い出は逃げ込む場所じゃないっ!」
・髑髏になったエヴァの手には咲き続ける赤いバラとエヴァの幸せな時の...

・ep.2 「最臭兵器」岡村天斎監督
あらすじ: 山梨県甲府市。風邪をこじらせながらも立ち寄った診療所から直接研究所へ出勤し、業務に従事していた西橋製薬研究員の田中信男(声: 堀秀行さん)は、同僚から「風邪薬のサンプル品である「赤い瓶に入った青いカプセル」を飲めば風邪が治る」と教えられる...

・TV番組「おはよう やまなし」と病院で注射を打ってもらう風邪の信男
・富士山とバスと製薬会社の研究室
・赤いケースの青いカプセル
・ “サンプル” と書かれた青い瓶の赤&黄のカプセル
・所長の切羽詰まった感とある臭い あの換気扇のファンがより怖い
・朝まで寝ていた信男と静まり返った会社と受付の女性が倒れるシーン 怖い
・防菌アラームと非常事態と極秘ミッション
・自転車の信男と上へと飛ぶがすぐ落ちていく鳥の群の描写が最高!
・「なんなんだ これは! 桜とヒマワリが一緒に咲いているなんて」
・桜吹雪綺麗だが、起こっていることは超恐ろしい...
・臭いを嗅ぐ鼻と匂いを出す花
・ヘリコプターのTVクルーの突然死...
・臭いの可視化の色って大体ああいう色よね バ●クリンっぽい色
・戦車とトンネルと唯一の生存者信男
・戦闘用車輌や戦闘シーンや爆発の描き込み凄ぇ!
・エンジントラブル?兵器の威力でパニック状態に陥り...
・密室での爆破と冷凍攻撃... アメリカの最新兵器特殊部隊の突入... 信男は?
・これぞどんでん返し?

ep.3 「大砲の街」大友克洋監督
あらすじ: ある朝、少年(声: 林勇さん)が自宅のベッドで目を覚まし、廊下に掲げられた砲撃手の肖像画に敬礼を行う。少年は母親(声: 山本圭子さん)から寝起きが遅いことをたしなめられながら、「撃ってきます」の挨拶とともに、父親(声: キートン山田さん)と一緒に家を出る。街にはおびただしい数の砲台が設けられ、住宅や道路、鉄道などの都市機能と一体化していた...
・大友監督作品の独特な世界観
・●チス?スチームバンク?
・「撃ってきまーす!」とエレベーターの描写 カッコいい!
・まさに大砲の街!描き込みエグッ!
・近未来的だがレトロさもある授業風景と兵器の圧倒感を感じる
・銃弾の装填のシーン観入った!砲弾は退避しないといけないくらいなの?
・「敬礼!敬礼!... 」
・この人たちは何と戦っている?演出毎日行っていて、子どもたちにも大砲の教育をして... 一体何の為だろうか?
・大砲一家?やっぱり少年もその疑問抱いたか!
・絵柄がゴロッと変わった!少年の夢と現実とを分ける為?
・あの大きな肖像画の顔が見えたが... 誰?
・ある1日の日常?あるいは全部が夢や妄想なのか? でもな...
・マジこんな感じだった?覚えてなかった... もう20年弱前だったしなぁ 私の記憶が原作とごっちゃになってるわ

・EDロールの音楽好きだわぁ!昔はそうではなかったと思う
・総評:三者三様のイラストやテイストの違いはあれど、描き込みがどれも半端なく圧倒された!ストーリーもどれも秀逸で凄く上がった!ただ殆ど私の記憶と違った「大砲の街」が印象深いが、どれも一級の作品。有●●や今の●気ある●で釣ったような●級の顔した駄●の120分よりも、この作品の3篇のアニメの中の一作の方が私は観る価値あると思う!凄いジャパニメーション初心者の方も、ジャパニメーション好きで一度観たって方も、まだ観てないって方も、アニメが好きだぁって方も是非観てね!

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