松本清張さん作のサスペンスものです。
主演である池内淳子さんというと、優しく品のあるお母さんやお婆さん役、古くは貞淑な妻役といったイメージを持ってましたがこの作品では悪女役です。
そのギャップが素敵なんです。
気だるそうにたばこを吸ったり、強い口調での物言いは、かなり意外です!
彼女の前に現れる人たちが悪い奴ばかりで彼女はどんどん悪い女になってしまいます。彼女はとても運が悪いとしか言いようがありません。
実際に彼女のような運命に陥ってしまう事があったとしたらそれは とてつもなく悲しい事ですが、フィクションとして ひとつの作品として観るならば、様々な不幸な展開が次から次へと起こるので最後まで楽しめます。