Larx0517

ジュリエットからの手紙のLarx0517のレビュー・感想・評価

ジュリエットからの手紙(2010年製作の映画)
3.7
“愛の都”ヴェローナ。

バレンタインデーには、スターバックスのオリジナル・ブレンド・コーヒー”カフェ ヴェローナ”のほろ苦さが恋しくなる。
以前はバレンタインの時期のみだったが、現在は通年販売されている。
スターバックス・ダークローストと呼ばれる深煎り。チョコレートとの相性を考えて、苦味が強いのが特徴。

「50年前の手紙に返事を書いたの」

“ジュリエットの秘書”は実在する。

物語はごくシンプル。
ゲイリー・ウィニック監督の十八番、軽いタッチのラブストーリー。
彼は49歳で夭逝している。
今作が遺作となる。

クレア・スミス役ヴァネッサ・レッドグレイヴ。
ロレンツォ・バルトリーニ役フランコ・ネロ。
2人は現実世界でも夫婦。

舞台となるヴェローナの魅力は、シェイクスピア戯曲『ロミオとジュリエット』や『ヴェローナの二紳士』の舞台だけでない。
映画で描かれているように、中世の町並みがよく残っている。
街の中心部には古代ローマ時代の円形競技場跡があり、街の象徴となっている。
2000年「ヴェローナ市街」としてユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている。

プロフィールにも書いたが、映画のロケ地目当ての旅行がライフワーク。
「死ぬまでに行きたい土地」リストに、ヴェローナな加わったのは、言うまでもない。

テイラー・スイフト”Love Story”を聴きながら、彼の地にある、”バルコニーの下”に立ちたい。

「真実の愛に賞味期限はない」
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