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宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ちのABBAッキオのレビュー・感想・評価

3.2
 1980年。白色彗星との死闘で完結したはずのヤマトだったが、西崎義展氏のこだわりから続編制作が決まり、劇場版の前提としてテレビ映画として放映された1作だったと思う。白色彗星編である意味敵の強さもヤマトの総力戦も究極まで行ってしまったので暗黒星団帝国といっても二番煎じ感は否めず、もちろん戦闘シーンなどは今の基準で見ればリアリティを欠いている。それでもその制約の中ではストーリーを工夫しているとは思う。狙われるのは地球ではなくガミラス、イスカンダルの二重惑星、デスラーのスターシャへの思い、ヤマトとの友情、ピアノを用いた暗黒星団のテーマなどそれなりにまとまっていて、劇場版の「ヤマトよ永遠に」よりも自分は好き。
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