座頭市シリーズも末期に入り、ココに来ての王道的マンネリ作品。
ヤレ用心棒だ、ヤレ片腕ドラゴンだと良くも悪くも奇を衒った作品が続いたので、ココに来ての原点回帰はやはり退屈に感じてしまうのは致し方無い。…
森繁、三国連太郎の共演という豪華布陣。目を引くのは、石橋蓮司と蟹江敬三のチンピラコンビが妙に現代的でありながらコミカルに描かれているのが面白い。途中、仁鶴、敏江礼司、田辺一鶴が出てくるのは、お笑い好…
>>続きを読む舞台は塩原。市、のっけから産婆もやる。ヤクザ頭の三國連太郎の目がいっちゃってる。十手持ちの森繁もまだまだ壮年だ。女中の大谷直子は健康的な小娘だし、石橋蓮司も若造の三下だ。短めの尺だが小物語が幾重にも…
>>続きを読むシリーズ第二十三作。劇伴が現代劇っぽいことを除けば、座頭市のフォーマットにかなり忠実な作品。どうしても型を外した方にばかり目が向いてしまうが、やはり王道も超面白い。不完全燃焼な部分もあるが、全ての矛…
>>続きを読む1972年公開、シリーズも終盤の第23作。大映による60年代のプログラムピクチャー時代とは明らかに異なるソリッドな攻めの演出が面白い。浪曲師による口演とハードボイルド風味の若干いなたい劇伴とのアグレ…
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