池P子

L.A.コンフィデンシャルの池P子のレビュー・感想・評価

L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)
3.7
初めて観た時はふーんって感じだったけど、今回改めて観直したら凄く面白かった。
三者三様キャラの棲み分けがキチンとしてた。
ラッセル・クロウはいつも通り?短気で暴力的だけど頭が切れて女性に優しい。
ガイ・ピアースは父親も警官だった上昇志向の強いエリートポリス。
ケビン・スペイシーの役が1番難しいと思う。
何となく捉えどころのない、でもハブられてるガイ・ピアースと1番最初にコンビ組んで最初に犯人を突き止めロロ・トマシを遺して死んでった有能さ。

キム・ベイシンガーを通してラッセル・クロウとガイ・ピアースが急激に仲良くなったのがなんか面白かった。
最後の方なんかガイ・ピアースがヒロインみたいだった。

3発食らっても死なないのはラッセル・クロウだからこその説得力。

ガイ・ピアースとキム・ベイシンガーが一線超えたのを知って、ラッセル・クロウがキム・ベイシンガーの家に乗り込むシーンが好き。
女性に優しいから彼女に怒りをぶつけられず、行ったり来たり歩いて怒りを噛み殺す。
結局ビンタしてしまうけど、かなり優しいビンタだしビンタの後ハッとした表情をして逃げる様に帰る。
ラッセル・クロウのこの一連の芝居が本当に好き。
池P子

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