このレビューはネタバレを含みます
いやーーーなんかもう、拗らせすぎてペットにロロとトマシって名付けようとした私が通ります。
若い頃のガイ・ピアースに惚れ惚れして、ラッセル・クロウの乱暴さに笑う映画です。椅子を窓の外に投げるシーンなんて、ただただ無意味に乱暴なだけでめっちゃ笑ってしまった…。キム・ベイシンガーも、「8マイル」と比べると吃驚する程美しいよね。女優って本当怖いわ。
この映画からジェイムズ・エルロイブームが始まった気がする、終始ノワールな雰囲気を漂わせたLAPD腐敗ものです。
ずっと敵対的だった2人がラストシーンで僅かに微笑み合いますが、あれだけでめちゃくちゃ二次創作生まれてますからね。あのほんのちょっとが妄想激らせるのにちょうどいい匙加減なんだよね。同じ女と寝てるしさ。
まあ、またケヴィン・スペイシーが出ていて、人に勧めるにも口はばったい感じにはなりますが、人間性は最低でも演技は最高に渋いんだよね…困ったもんです。