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白雪姫と鏡の女王のmocoのレビュー・感想・評価

白雪姫と鏡の女王(2012年製作の映画)
3.6
世界を舞台に活躍された、故・石岡瑛子さんの衣装が素晴らしい。その一言に尽きる。

金ロー、もう見ないタイプの映画、子供達と。

YouTube世代が食入って見てる!
私もけっこう楽しんだ。
なんでこんなに!?
⇊⇊⇊

7人の小人達の描き方がユーモラスで勇ましく、ここまで偏見やらなんやら厳しい目の世の中であそこまであっけらかんとイジっちゃうハリウッドの強さ 何事も中途半端は見てられないけど振切っているのが大事だなと

王子がそこまで王子王子してなくて
王女の目の保養で脱がされてばっか
もはやいじられキャラ(笑) 

姫は全く悲劇のヒロイン感が無く、こちらもまた勇ましく、超絶可愛らしくキラキラ 元祖太眉 姫だと分かっても姫扱いされてないのも良い演出

女王が怖いというより低俗なイケズでバカ感を押しててちょうどいい 下心丸出しなのも斬新 子供はびっくりしちゃうのでは?とは思ったが…

あとは、最高の衣装達!
それぞれのキャラと個性に合う色合わせ、綺羅びやかだけでは無く、可愛らしいニュアンスが散りばめられてて、目に楽しい!ウキウキしちゃう!特に7人の小人達の戦闘服と、姫のコルセットのトルコブルーは陶器の肌に抜群だった!

うまく現代風に仕上げ、エンタメと軽いコメディとして充分だから世代を越えて楽しめたのだと思う


最初に述べてしまったけど、
あまりの衣装の素晴らしさにググるとやっぱり…『落下の王国』の石岡瑛子さんの作品だった。
あのため息の出る鮮やかな滝は、グラフィックデザインや広告で培われた産物なのかな、どう見せるかの達人でいらっしゃる。
他、北京オリンピックのデザインなど数々の作品を世に送り出されたことを知り、今からでもネットでたくさん愛でれる感謝の念で一杯🍾🍾🍾🍾🥂🥂🥂
それと共に、現役時代にアンテナを張れなかった遅過ぎた自分を悔やんでならない。

とにもかくにも、デザインや綺羅びやかな衣装がお好きな方には愛でてもらいたい作品です!
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