テオブロマ

白雪姫と鏡の女王のテオブロマのレビュー・感想・評価

白雪姫と鏡の女王(2012年製作の映画)
4.2
ターセム監督の白雪姫!画面がひたすら綺麗で、くすくす笑えるユーモアがあちこちにあって、それでいてちゃんと王道展開も押さえててとっても面白い。故石岡瑛子氏の衣装デザインが素晴らしい。

リリー・コリンズの白雪姫が可愛くてしたたかで最高。序盤の清楚な姿も盗賊になった後もラストのドレス姿も全部好き。舞踏会の面白帽子も似合っちゃうんだからすごい。意思の強そうな眉がめっちゃ好きだな…女王はアホで面白過ぎるし、ブライトンがいいキャラしてる。舞踏会でGみたいな格好してるなと思ったらの後に本当にGにされてて笑ったし、その状態でバッタにレ…されたのは流石に気の毒過ぎた(けど笑ったごめん)。王子が善人なのにいちいち見栄っ張りなのとかキャラ立ちしてる7人の小人達とか、白雪姫に優しくて女王が嫌いなメイド達とか、軽い感じの王子の従者とか皆いい。小人達が巨人になる戦闘服とか近衛兵のデザイン最高。トリートメントの絵面はだいぶヤバいけど繰り返し見てるうちに平気になってきた。ヤバい。

冒頭の人形劇風の舞台説明が監督っぽいなと思った。落下の王国でもああいう感じのあったよね。おとぎ話感あって好き。全部最高だけどトリートメントシーンの虫はヤバイ。ラストで唐突にボリウッド感出してくるのも楽しい。音楽アラン・メンケンなの最近まで知らなかった。そりゃ良曲揃いだわ。

うちの3歳児が大好きで繰り返し見たがるし、見せて問題のある描写もないので(「バッタに…」は台詞だけなのでセーフ)親としても普通に見せられるのが助かる。子に合わせて吹替でしか観たことないから字幕版も観たいな。
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