ニカッと笑うジェームズ・コバーンの白すぎる歯に1ポイント進呈!
元ヨメとかわいい息子をテロリスト集団「世界革命軍」に誘拐された密輸業者のコバーンは、持ち前の行動力で独自の捜査を開始。
人質が監禁されている場所が切り立った崖の上の修道院跡地であることを、モタモタしてる警察よりも先に突き止めます。
敵に気づかれずに、岩石でできた天然のタワーの頂にあるアジトに潜入するには、やっぱりジミー・ウォング刑事もご愛用の "アレ" を使うしかない!
腕に覚えのあるハンググライダー乗りたちを従え、夜明け前の闇に紛れてフワリと飛び立つ白い歯の男。
かーっけぇぇぇ!
おっと、ここから先はネタバレ全開ですのでご注意を。
世界遺産に登録されてるギリシャの「なんとか修道院」を舞台に、コバーン御大自ら体を張った激しい銃撃戦&空中戦が繰り広げられますが …
コバーン先生、その場所でダイナマイトとか使うのヤバくないっスか?(笑)
やがてコバーン自身は負傷しつつも、なんとか人質親子の奪還に成功してめでたしめでたし。
でも、無事救出された母と子が泣きながら駆け寄っていくのは、満身創痍のコバーンではなく元ヨメの再婚相手 …
まだ幼い息子は、命がけで自分たちを助けてくれたコバーンおじさんが何者なのか、全くわかっておりません。
「いま息子を連れてくるわね。」
「… いや、それはまた今度にしよう。」
そう言い残して立ち去る白い歯の男。
かーっけぇぇぇ!
ジグソーの名曲「スカイ・ハイ」は、こっちに使ってほしかったなぁ。
以下、備忘録。
セルジオ・レオーネ監督の「夕陽のギャングたち」、
サム・ペキンパー監督の「ビリー・ザ・キッド 21歳の生涯」と「戦争のはらわた」、
ジーン・ハックマンとガッツリ競演した「弾丸を噛め」、
盟友チャールズ・ブロンソンとタッグを組んだ、ウォルター・ヒル監督の「ストリート・ファイター」、
そして本作。
70年代のジェームズ・コバーンのフィルモグラフィーって、素敵だな。