YAZ

去年の夏 突然にのYAZのレビュー・感想・評価

去年の夏 突然に(1959年製作の映画)
3.2
エリザベス・テイラーの観る

テネシー・ウィリアムズの戯曲の
映画化でキャサリン・ヘプバーン
モンゴメリー・クリフト共演

財政貧しい市立病院に息子亡くし
た富豪ヴァイオレットから寄付の
話来るが条件として息子死亡から
精神病み入院中の姪キャサリンにロボト
ミー手術を施して欲しいと

去年の夏キャサリンとの旅行先で突然
亡くなったセバスチャンの死の謎をクリ
フト演じる医師が探り途中からは探偵の
様であります

ヘプバーン演じるヴァイオレットとリズ
演じるキャサリンがそれぞれの言い分を
まくし立てクリフトが聞き役のそこそこ
長い一幕二幕は如何にも戯曲

息子を溺愛してる母は死の秘密を知って
るに違いない姪の口を封じてしまおうと
脳手術を企てるがクリフトの医師が母に
不信感抱くのかリズに女性の魅力を感じ
たのか彼女を救おうとする

「陽のあたる場所」の二人なので共に
瑞々しさは欠けてるとは言え納得なキャ
スティングです

リズの記憶蘇り去年の夏の秘密が回想で
語られますがさすがにこれは無理がある
のではないかな。かなり攻めてはいます
けど有り得ないだろうと思ってしまうの
は現実過ぎかな?

この前観たウィリアムズ「熱いトタン屋
根の猫」と同様に同性愛が隠れてるそう。
だとしても去年の夏は唐突である意味で
カルト映画でないかなとも。
リズは「熱いトタン屋根の猫」に続けて
の出演ですが本作の方が良かったですね

監督 ジョセフ・L・マンキウィッツ
YAZ

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