シャーロック・ホームズやアルセーヌ・ルパンなどの推理小説は本当に大好きで、とても思い入れがある。
本を読むときというのは、頭の中で書かれていることを再現するので、読み取った自分なりの人物像や場面、というものがある。
時にはそのときに自分に起きていた出来事と本の中のことがリンクしていることもある。
だから、読んでいた人ほど、映像化には厳しい目を向けるものと思うが
私は、この映画、かなり好き。
この映画を観ていたからこそ、挑戦的な英ドラマ「SHERLOCK（シャーロック）」（2010～2017年 4シリーズ）にも驚かなかったし楽しめた、とも言える。
ホームズ像をアレンジしているけれど、原作のセリフなどをうまく生かしている場面も多い。
大胆にアクションを取り入れて、スピード感満点にスタィリッシュに描く、でも古典をつぶしていない、そんな印象を持った。
本作もドラマも、原作を生かして再創造する面白さを堪能できた。
